落語【黄金の大黒】のあらすじを優しく解説!

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一言で「黄金の大黒」を解説すると・・・

ハナシカ
ハナシカ

長屋の住民たちが大家の祝いの宴に羽織を共有して参加し、騒ぎすぎた結果、大黒様が出て行くほどの大騒動になる噺。

主な登場人物

長屋連中
長屋連中

家賃を払っていない長屋の連中です!

大家
大家

長屋の大家です!

大黒天
大黒天

・・・

詳細なあらすじ

長屋に住む連中が、大家から呼び出されるところから話は始まる。みんなは年末のこともあり、「店賃」(家賃)の催促だろうと思いながら集まったが、実際には、大家の普請場で子供たちが遊んでいた際に金無垢の大黒様が掘り出されたため、そのお祝いの宴に招待するという話であった。

宴には羽織を着て出席することが求められていたが、長屋の連中は誰も羽織を持っていない。そこで、一つだけあった羽織をみんなで交代で着て、口上を述べながら宴に出席することにする。宴の席では、料理を前にしてふざけたやり取りが始まる。例えば、ある者が「お袋が間男(浮気)した記念日だから安く売る」と冗談を言って、料理を競りにかけようとする場面もあった。

宴会は次第に盛り上がり、飲めや歌えの大騒ぎになる。料理を食べるどころか、トロや寿司をわざと落として、自分が食べるというふざけた行為が続く。ついには宴会は無礼講となり、酔っぱらった者たちが裸踊りを始めるほどである。騒ぎがあまりに激しいため、床の間に飾られていた大黒様が、まるで生きているかのように俵を担いでトコトコと廊下へ歩き出してしまう。

それを見た連中は驚き、

連中「大黒様があまりにも騒がしいので、出て行ってしまう!」

大黒様「いやいや、違います。あまり面白いので、恵比寿も連れてこようと思っております」

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