一言で「粗忽の釘」を解説すると・・・

粗忽な亭主が引越し先での失敗から隣家の仏壇に釘を打ち込んでしまう噺。
主な登場人物

引っ越してきた粗忽者です!

粗忽者の女房です・・・

粗忽者の隣家の住人です・・・
詳細なあらすじ
引越しの日、粗忽者の亭主は箪笥(たんす)を背負って新居へとやって来たが、引越しが終わる頃になってようやく到着。女房に、「お前さん、ずっと箪笥を背負ったままじゃないか、重たくないのかい?」と聞かれると、亭主は「ああ、重てぇと思ってたよ。もっと早く言ってくれよ」と、ようやく箪笥を降ろす。
その後、女房から「ほうきを掛ける釘を打っておくれ」と頼まれ、亭主は長い瓦釘を壁に打ち込むが、女房に「あんなに長い釘を打つなんて、隣の家に突き抜けたかもしれないから、行って謝ってきな」と言われる。亭主は落ち着こうと努力しながら隣の家に向かう。
最初に向かった家は向かい側の家だったが、長い釘を打った話を始めると、相手は不思議そうに「そんな長い釘がここまで届くわけがない」と言われ、ようやく自分が向かいの家に来たことに気づく。「落ち着かなきゃいけねぇな」と反省し、今度は隣の家へ。
隣家に着くと、まず「落ち着かせてもらいます」と一服をつけ、話を始めるが、釘の話をする前に、隣家の主婦との馴れ初めや自分の夫婦の話を始めてしまう。やっと肝心の釘の話を思い出し、ようやく打った釘の場所を確認するために隣家の主人と話を進める。
隣家の主人に「釘を打った場所を見てみてください」と言われ、亭主が自分の家に戻って壁を叩くと、隣家の主人から「もう分かったから、こっちへ来て」と呼ばれる。隣家に戻ると、主人が仏壇を指して「仏壇の中を見てください」と言う。仏壇の阿弥陀様の頭の上には、亭主が打った瓦釘が突き出ていた。
亭主「こりゃ大変だ。明日からここにほうきを掛けに来なくちゃならねぇ」
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