落語【長短】のあらすじを優しく解説!

落語 あらすじ

一言で「長短」を解説すると…

ハナシカ
ハナシカ

気の長いやつと気の短いやつが会話している間に小さな火事を起こす噺。

主な登場人物

短七
短七

気の短い男の短七です!

長さん
長さん

気の長~い男の・・・長さんです・・・

長短の詳細なあらすじ

気が長い長(ちょう)さんと気が短い短七は、性格は正反対だが、子どもの頃からの仲良しである。

ある日、長さんが短七の家に遊びに来たが、戸の前でウロウロしたり中を覗いたりしてなかなか入ってこない。そんな様子に短七はイライラし、強引に長さんを引っ張り込んで饅頭を勧める。

ところが、長さんは饅頭をいつまでも口の中でくちゃくちゃ噛んでいて、短七はそれを見てますますイライラする。

短七は「こうやって食うんだ」と言って、饅頭を丸飲みして見せ、目を白黒させる。

次に、長さんが煙草に火をつけようとするが、なかなか火がつかない。短七はその様子に我慢できず、「煙草はこうやって吸って、こうやってはたくんだ」と素早く動作を繰り返す。

しかし、調子に乗りすぎて火玉が袖口にすぽっと入り込んでしまい、それに気づかないまま動作を続ける。

見かねた長さんが、「短七つぁんは気が短いから、人に物を教わるのが嫌いなんだろうな」と言い、「俺が教えても怒るかい?」と尋ねると、短七は「俺たちは子どもの頃からの友達だ。悪いところがあったら教えてくれ、怒らないから」と返す。

そこで長さんは、「さっき短七つぁんが煙草を威勢よくはたいた時、その火玉が左の袖口に入っちゃって、煙がモクモク出てきてるぞ。そろそろ消したほうがいいんじゃないか?」と指摘する。

短七「何で早く教えねえんだ!見ろ、こんなに焦げちゃったじゃねえか、バカヤロウ!」

長さん「ほら見ろ、やっぱり怒るじゃないか。だから教えないほうがよかったんだ」

長短を聞くなら

長短を聞くなら「立川談志」

立川談志の「長短」は、性格の違う二人の男のやり取りが織り成す絶妙な掛け合いが魅力の一席です。談志の鋭い観察眼とユーモアが、登場人物たちの個性を際立たせます。笑いの中に人生の機微が垣間見える秀逸な作品です。

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