落語【出来心】のあらすじを優しく解説!

落語 あらすじ

一言で「出来心」を解説すると…

ハナシカ
ハナシカ

新米泥棒が盗みに入った長屋の男が、大家に「色々盗まれた」と嘘をつく噺。

主な登場人物

親分
親分

泥棒の親分だ!

新人泥棒
新人泥棒

長屋の盗みに入った新人泥棒です!

ある男
ある男

新人泥棒に盗みに入られた男です!

大家
大家

男の入っている長屋の大家です!

出来心の詳細なあらすじ

ドジで間抜けな新米泥棒が親分から呼び出され、泥棒の素質がないから足を洗って堅気になれと諭される。しかし、泥棒は悪事に励むと頼み込み、親分は仕方なく空き巣のテクニックやノウハウを伝授する。

頭が言うには、もし悪事が人にバレた時には、自分の不幸な身の上話をして「これもほんの出来心です…」と言って、涙でも流せば大抵は許してもらえるとのこと。

早速、泥棒は空き巣に出掛けるが、言葉をうまく使えず逃げ出したり、家主に見つかったりと失敗続き。やっと空き巣に成功するが、家には何もなく、泥棒は仕方なく残っていたお粥を食べる。

そこへ帰ってきた家主の八五郎。泥棒は慌てて、縁の下に隠れる。

八五郎は家の様子を見て、泥棒が家に入ったと悪智恵を働かせ、大家に盗難に遭ったと嘘をついて家賃の支払いを延ばしてもらおうとする。

しかし、泥棒は八五郎の嘘に耐えきれず縁の下から飛び出し、家には何も盗るものがないと暴露。

大家は急に出てきた泥棒に驚き、なぜ空き巣に入ったのかを問いただすが、泥棒は「これもほんの出来心で・・・」と言い、許しをもらう。

次に大家は、なぜ盗難に遭ったなどと嘘をついたのか!と八五郎に問いただすと、

八五郎「これもほんの出来心でございます」

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