一言で「転失気」を解説すると…
ハナシカ
屁のことを「転失気」というを知らなかった和尚が恥をかく噺。
主な登場人物
先生
和尚に「転失気(屁)はあるか?」と聞いた病院の先生です・・・
和尚
転失気を知らなかった和尚です・・・
珍念
和尚に転失気を聞いてこいと言われた小僧の珍念です!
転失気の詳細なあらすじ
瑞徳寺の和尚が医者に診察を受けた際、「てんしきはあるか」と尋ねられたが、和尚はそれが何か分からず「ありません」と答えた。気になった和尚は「てんしき」を調べるが見つからない。
小僧の珍念に「てんしき」を探させるが、雑貨屋や花屋でも見つからず、結局、珍念が医者に尋ねると、「てんしき」とは「屁」のことだと教えられる。
珍念は和尚に「盃(さかずき)」だと嘘を教えると、和尚もそれを信じてしまう。
後日、医者が往診に来た際、和尚は得意げに「てんしきはあります」と盃を見せるが、医者は「てんしき」は「屁」のことだと指摘する。
転失気が盃ではなく屁のことだと知った和尚は珍念に、
和尚「こういう良からぬ嘘をついて、お前はあたしのことをなんだと思ってる!?」
珍念「えぇ!屁とも思いません!」
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