一言で「茄子娘」を解説すると…
ハナシカ
茄子を丁寧に育てていたら、茄子が娘になって育っていた和尚の噺。
主な登場人物
崇善
茄子を丁寧に育てた和尚、崇善です・・・
茄子の精
茄子の精です・・・
茄子の子
茄子の子です・・・
茄子娘の詳細なあらすじ
東海道戸塚の宿から一里ほど離れた村にある禅寺のお尚さんは、茄子が大好物で、畑で育てている茄子に毎日話しかけていた。
ある夏の夜、茄子の精と名乗る美しい娘が現れ、お尚が「菜(さい)にする」と言ったことを「妻にする」と勘違いしてやって来た。
驚いたお尚は夢中で娘を抱きしめるが、翌朝目が覚めると娘は消えており、これは悪い夢だったと反省し、修行が足りないと思ったお尚は寺を捨てて旅に出る。
五年後、お尚は村に戻り、荒れ果てた寺に着くと、5歳くらいの女の子が「おとうさま」と呼びかけてくる。女の子は、五年前に茄子から生まれた子供だと言い、お尚は驚く。
お尚「そなた、今日まで誰に育ててもろうた?」
女の子「一人で大きくなりましたぁ・・・」
お尚「なるほど、親はナス(なく)とも子は育つか」
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