一言で「妾馬」を解説すると…
ハナシカ
殿様のお世取り(息子)を産んだお鶴の兄、八五郎が不器用にも殿様に認められ、出世する噺。
主な登場人物
八公
お世取りを産んだ妹、お鶴の兄の八五郎です!
旦那
八五郎の長屋の大家です!八五郎にお鶴の話を教えました
三太夫
赤井御門守(殿様)の家老、田中三太夫です!
殿
赤井御門守(殿様)じゃ!
妾馬の詳細なあらすじ
18歳の娘お鶴は母と兄八五郎と暮らす評判の良い娘だった。
ある日、赤井御門守に見初められ、百両の支度金で御屋敷奉公となる。やがてお鶴はお世取り(男の子)を出産し、「お鶴の方」として大出世する。
一方、八五郎は酒や博打で遊び放題の日々を過ごしていた。
ある日、「お鶴の方が会いたがっているため、目通りを許す」と屋敷からの招待を受け、大家に礼儀作法を教わり御屋敷へ向かう。
緊張しながらも、殿さまに出迎えられた八五郎は、言葉遣いを間違えて家老(三太夫)の頭を叩く。
殿さまの寛容な言葉に八五郎は調子に乗り、酒を飲みながら軽口を叩く。
やがて、お鶴の成長を見て感激した八五郎は母の喜びを思い出し、涙ぐむ。
酔いが進むと、都々逸を歌い殿さまに無礼を働くが、殿さまは面白がり、八五郎を士分に取り立てると決める。こうして八五郎は侍に出世する。
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