一言で「王子の狐」を解説すると…
ハナシカ
狐の化けた姿を見た男が、逆に狐を騙す噺。
主な登場人物
熊
狐の化けた姿を見た熊です!
狐
人間に化けた狐です・・・
扇屋の店員
玉子焼きで有名な扇屋の店員です!
扇屋の番頭
扇屋の番頭です!
扇屋の主人
扇屋の大旦那です!
王子の狐の詳細なあらすじ
ある男が王子の原で、狐が若い娘に化けるのを目撃する。誰を化かすかと思えば周りには自分だけ。
男は逆に狐を化かそうとし、「お玉ちゃん」と声をかけて料理屋に入る。男は酒を飲みながらお玉ちゃんと話し、彼女が酔いつぶれた隙に店を逃げ出す。
後でお玉ちゃんが勘定を請求され、驚いて尻尾を出してしまう。女中が大騒ぎし、店の人々が狐を追い詰めるが、狐は最後の手段で臭いガスを放ち逃げる。
男はその後、友人に事の次第を話すが、友人は「狐は執念深い、孫の代までたたられる」と警告する。
翌日、男は謝罪のために狐のところを訪れ、外に出ていた子狐に土産を渡す。子狐から話を聞いた狐の母は警戒し、「人間は執念深い」と言いながらも土産を開けると、中には美味しそうなぼた餅が入っていた。
母狐「食べちゃダメだよ!馬の糞かもしれない」
王子の狐を聞くなら
王子の狐を聞くなら「金原亭馬生」
十代目金原亭馬生の「王子の狐」は、狐と人間の微妙な駆け引きが織り成す、幻想的でユーモラスな一席です。馬生の柔らかな語りが、物語に深みと味わいを加え、聴く者を物語の世界へと引き込みます。古典落語の魅力を存分に楽しめる逸品です。
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