落語【道灌】のあらすじを優しく解説!

落語 あらすじ

一言で「道灌」を解説すると…

ハナシカ
ハナシカ

隠居から聞いた太田道灌の話を聞き、友達にやろうとしたら失敗した噺。

主な登場人物

はっつぁん
はっつぁん

ご隠居から道灌の話を聞いたはっつぁんです!

ご隠居
ご隠居

はっつぁんに道灌の話をしたご隠居です!

友達
友達

はっつぁんの所に提灯を借りに来た友達です!

道灌の詳細なあらすじ

八五郎が隠居の家にある太田道灌の掛け軸の絵の説明を聞く。

道灌が狩りの途中で急な雨に遭って雨具を借りに粗末な家に入ると、娘が山吹の枝を差し出す。

これは「七重八重花は咲けども山吹の みのひとつだになきぞ悲しき」という古歌にかけて、雨具(蓑)がないことを断る意味だった。

しかし、道灌はその意味がわからず、家来に説明されて嘆き、「わしもまだまだ歌道に暗いな」と反省し、後に大歌人になったという話。

八五郎はこの歌を書いてもらい、雨具を借りに来た人を断るために使おうとする。

ちょうど雨が降ってきたけど、友達が雨具ではなく提灯を借りに来る。

無理やり友達に「雨具を借りに来た」と言わせて、「七重八重・・・」の歌を見せる。

友達は「なんだ、これは都々逸か?」と聞き、八五郎は「お前も歌道に暗いなあ」と返す。

友達は「門が暗いから提灯を借りに来た」と言い返す。

道灌を聞くなら

道灌を聞くなら「柳家小さん」

道灌は代表的な前座噺ではありながらも、滑稽噺を得意とする柳家小さんが演じる道灌は楽しみなネタになる。福々しい表情と表裏のない純粋で自然、天然なはっつぁんが心地よい落語の世界を演出する。

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