一言で「元犬」を解説すると…
ハナシカ
人間になりたいと願った白い犬が人間になっちゃう噺。
主な登場人物
白犬
元は白い犬のシロです!
ご隠居
犬になったシロを受け入れたご隠居です!
元犬の詳細なあらすじ
浅草蔵前の八幡様境内に住む白という犬は、体が真っ白なため、来世は人間に生まれ変わると言われ、その気になっていた。
早く人間になりたいと願掛けをして、ある朝、本当に人間に変わることができた。白は喜び、奉公先を探し始め、上総屋の主人に気に入られて隠居の家に奉公に出ることになる。
隠居の家では、白は犬だった頃の習性が抜けず、畳を嗅いで回ったり、四つん這いになって下駄を履いたりしてしまう。隠居に色々と質問されるが、答える内容が全て犬の頃の話で、隠居は「ただ四郎」という名前をつける。
しかし、隠居が「ホイロ(焙炉)」を取るように頼むと、白は「ウゥー」と犬のように威嚇し、最終的には「わんわん」と吠えてしまう。
隠居「全くしょうがないねぇ・・・おい、お元!お元はいぬか?」
犬「へぇ・・・今朝ほど人間になりました・・・」
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