落語【堀の内】のあらすじを優しく解説!

落語 あらすじ

一言で「堀の内」を解説すると…

ハナシカ
ハナシカ

とにかく粗忽(そそっかしい)男のオンパレード噺。

主な登場人物

粗忽者
粗忽者

みんなが俺を粗忽者だって言うんだ

奥さん
奥さん

粗忽者の女房です・・・

金坊
金坊

粗忽者のおとっつぁんの息子です!

堀の内のあらすじ詳細

ある日、男が帰宅すると「歩くと体が傾くから医者を呼んで注射を打ってくれ」と言うが、実は片方に下駄、片方に草履を履いていただけだった。

妻に促されて草履を脱いでみるが、さらに傾いてしまう。このそそっかしさを治すため、妻に勧められて堀の内のお祖師さまへ信心に行くことになる。

翌朝、妻に起こされるが、自分が誰か分からず、タンスを開けて顔を洗おうとしたり、猫をタオルと間違えて引っかかれたりする。

弁当を持って堀の内へ向かうが、途中で線路を帯と勘違いして拾おうとしたり、自分の家に戻ってしまったりする。再度挑戦してやっとお祖師さまに到着するが、弁当を広げると中身は妻の腰巻で包まれた枕だった。

家に帰ると隣の家に入ってしまい、隣人に笑われて自分の家に戻り妻に謝る始末。風呂に行こうとすると息子の金坊を連れて行くことになり、途中で妻を背負って行きそうになったり、風呂屋の代わりに床屋に入って服を脱ぎ始めたりする。

風呂屋では金坊と間違えて服を着たばかりの女の子の服を脱がそうとし、さらには鏡を金坊と間違えて洗い始める。

男「俺とお前は親子だけど瓜ふたつだね。背中に俺の顔がそっくり写っているよ」

金坊「お父っつぁん、鏡洗ってら」

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