落語【目黒のさんま】のあらすじを優しく解説!

落語 あらすじ

一言で「目黒のさんま」を解説すると…

ハナシカ
ハナシカ

はじめて旬のさんまを食べた殿様が、それ以降さんまに恋焦がれてしまう噺。

主な登場人物

殿
殿

はじめて旬のさんまを口にした殿じゃ!

三太夫
三太夫

殿の家老を務める田中三太夫です・・・

家来
家来

殿の家来です・・・本当に殿は・・・

料理人
料理人

殿にさんまを所望された料理人です・・・

目黒のさんまの詳細なあらすじ

晴天の折、殿様の急な提案で、目黒に遠乗りに出かけた殿様一行。途中で殿様が腹を空かせ、家来に弁当を求めたが急なことだったので食べ物は何も用意をしていない。

そんな折、一軒の農家で焼いている秋の旬なさんまの匂いがしてくる。早速家来に買わせ、食す。

初めて食べるさんまの美味しさに感動し、あったさんまをみんな平らげてしまう。屋敷に戻ってもその味が忘れられない。

後日、親戚の家で食べたいものを尋ねられ「さんま」と答える。

驚いた親戚は魚河岸からさんまを取り寄せ、蒸して骨を抜いて出す。

しかし、目黒で食べた味にはほど遠く、殿様は料理人に聞く。

殿様「このさんまいずれより求めた!?」

料理人「房州で取れました本場の秋刀魚にございます!」

殿様「それはいかん、さんまはやっぱり目黒に限る」

目黒のさんまを聞くなら

目黒のさんまを聞くなら「三遊亭金馬」

古今亭志ん朝が父・古今亭志ん生の他に「習うべき落語」を称した落語家「三代目三遊亭金馬」。余計な演出はせず、老若男女問わず分かりやすい確かな落語が特徴。その落語は楷書で書いたような落語と言われる。

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